「レストア」完成までの道のり・その1

レストア。

いつかやってみたいと思っていたことが、こうも早く実現できるとは思いませんでした(けっこうお金かかった気がする)。

 

はじめる前に分かっていた問題点は、以下の通り。

 

1、リアエンド幅が違う。

  力業で広げて、10速ホイールが入るようにしなければいけない。

 

2、105のキャリパーブレーキが付けられるかどうか。

 

3、105のBBが付けられるのか。

 

4、塗装って出来るの?

 

以上、4点です。

ここで言う、105とは10速の5700のことです。

 

まずは購入した物から。

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ペダル工具(105の鉄のペダル回転が渋いため分解したかった) 209円

クランクツール(BB形式はよく分からんが必要らしい)    649円

クランクツールのアダプター(左下の小さいもの)      559円

ホームセンターで買った全ネジ(ステンレス製だが、鉄でもよい)599円(多分)

イベントでもらったエンドキャップ(右上、キャットアイ製)  0円

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バーテープ(もともと白なので、白をチョイス)  833円

興味本位で買ったVEROX(バーテープの化粧テープ・べとつかないらしい) 550円

シフトケーブル(どうしても必要なので)    1490円

ブレーキケーブル(どうしても必要なので)   1564円

10速チェーン (通販ではこれしか見つけられなかった) 2727円

(ペダル工具はさっきのものと同じ)

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バンドアダプター(28.6㎜スペーサー付き)  1090円

10速ミッシングリンク(買い置きしてあったもの)

フレームから外したシートクランプボルト(買うと高いのね)

 

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ピカール(小さい缶がホムセンにあってよかった) 300円くらい

塗装はがし(ホムセン)             800円くらい?

アクリル缶スプレー(77ライトブルー・300ML)  1174円

外したステム(こいつ、以外と高くて重いぞ)

 

 

そしてそして、写真はありませんが他にも。

 

アウターストッパー(CMーCS50) 999円

KCNCチェーンリングボルト(シングル用) 1980円(たけぇよ)

チェーンリング34T(FC-6750)      1106円(やすい)

気付きベル(赤)             709円

サンドペーパー・サンドスポンジ      2000円分くらい

 

合計19338えん

 

うわぁ、2万円近く使ってしまった...………orz

(いま知った)

 

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さて、最初の写真ですが、この全ネジ棒とワッシャー、ナットでエンドを挟んでぐいっと広げます。(ダブルナットを外方向へ広げていきます)

 

(左下のアダプターは、実は買う必要なかった)

 

おそらく4㎜だけ広げればよかっただけだったので、あっという間に終わりました。

あっさり10速ホイールが入ったので、1番目の問題はこれで良しとしました。

チェーンラインが確保できなければ、再度広げるだけです。

 

 

 

 

で、2番のブレーキ問題です。

リアはそのままで大丈夫だったんですが、フロントブレーキのロングナットが長すぎたのです。

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チェーンキャッチャーの空き袋とモンキーレンチの記念写真。

 

左上のロングナットが105のものです。

締めきってもフォークから飛び出してしまうので、スペーサーを探すことに。

ここで朗報。

もともとのブレーキキャリパーに使用されていたスペーサーが、曲面になっていてフォークにフィットします。(厚みが5㎜ほどありました)

これを使用することで解決しました。

 

 

 

3番。

BBどうするの問題。

BBを新規で買えば、いままでのクランクセットが使えます。

しかしテーマは低予算なので、105のものを使いたい。

 

ということで外しにかかったんですが、右ワンがどうにも取れない。

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モンキーがぴったり固定できるように木材で治具を作ったりしましたが駄目でした。

挙げ句、サンダーで削ることに。

左ワンのネジ山部分がまったく錆びていなかったので、固着しているのはフレームと面になっているところと推測。

もっと削るつもりでしたが、上記の状態ですんなり外すことができました。

 

 

 

4番。

自家塗装は出来るのか問題。

結論、出来ました。

ベランダでサフェーサーを吹き、乾いた後、青色の缶スプレーを会社に持ち込んでの塗装となりました。

実家でやってもよかったんですが、夜勤がある日に早めに行って、クレーンで吊してやりました。

 

と、ここまで簡単に書いていますが、全行程の3分の2くらいは塗装を剥がすことに時間を費やしました。

始めこそ、ワイヤーサンダーで大まかに削り取って、ペーパーをかけていましたが、思いの外下地剤が厚く、途中で嫌になって塗装剥がし剤を買いに行きました。

(下地は全部剥がさなくてもよかった……何色にするか決めてなかったんや……)

 

仕上げのクリアーはベランダで塗りました。

模型用のハンドピース(0.5)でちまちま塗りました。

垂れるくらい吹き重ねても、さほど厚みが出ず、クリアーだけでも5日ほどはかかっています。(ウレタンクリアーです)

 

そしてやっぱり、予期せぬ問題が発生。

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お尻部分のケーブルガイドをくっつける穴がどうしてもつぶれています。

 

外したネジの半分がつぶれていて、おかしいなとは思ったんですが案の定です。

 

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そんなときは、会社の力を借ります。

 

M5×0.8のタップで、ぐりぐりしてやりました。

 

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ロードエンドアジャストボルト、こいつも新品にしたかったのだが、探しきれなかったため、そのままにしてあります。

 

 

購入物品のリストを見ると丸わかりですが、ここで1つの考えが浮かびます。

 

「私が乗るバイクじゃないので、フロントシングルを試してみようじゃないか」

 

ええ、そうなんです。

DOVALの52Tがあるんですが、チェーン落ちしやすいため、初心者にはお勧め出来ません。というか、チェーン落ちでロードバイクが嫌になってもつまらないので。

(フロントのシフトワイヤーを付ける手間が省けるぜよ)

 

その話は次回、ということで。