「世界最高のサイクリストたちのロードバイクトレーニング」の感想。

はい。

 

トレーニング出来ない日々だからといって、手をこまねいていたわけではありません!

 

実際は、(手をこまねいていたわけですが)筋トレは続けていました。

 

 先々月は怪我、先月は暑すぎて乗る気になれない&忙しすぎで、今月は休みが少ない&雨のせいで、やる気も減少気味。

 

なので読書ばかりしていたわけですが、その中でもこの本は気持ちの面でかなり実用的でした。

世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学

世界最高のサイクリストたちのロードバイク・トレーニング:ツール・ド・フランスの科学

  • 作者: ジェイムズウィッツ,西薗良太
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2018/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログを見る
 

簡単に説明していきましょう。

 

この本は、世界の最前線で戦っているサイクリスト集団による、『極限のさらに向こう側へ至るための挑戦』について書かれた本です。

 

ですので、何ワットで何分を何セットだとか、具体的なトレーニングの内容は書かれていません。

 

読んでいると、インタビュー形式のドキュメンタリーを見ているような感覚になります。

 

豊富な写真と選手たちの言葉はすごく魅力的です。

なのですが、書かれた時期が古いのか、恐らく内容的には二年ほど前のものです。

 

ということは、現在ではトレンドがさらに進歩しているということ。

 

本の内容を自分に当てはめようとするのは無謀です。

しかし、読み応えは充分あります。

 

どういうことかというと、この本が見ているのは最前線のプロ選手なのです。

 

時間も資金もあります。ですから、個人のアマチュアがマネをしようとしても、手が届かないレベルのものが多いからです。

 

高地トレーニング、ビーツジュース(これは効果が疑問視されていましたが)、脚質の違いについての見解など。

 

 

…………ここまで書いてきて、なんだかネガティブなことばかりな印象ですが、個人的にはすごく意味のある一冊になったという感想、読後感があります。

 

まずはワールドツアークラスのレースの見方が変わりました。

 

そして脂肪摂取の重要性とタイミング……

これはあまり意味が無いのかもしれないけれど、アマチュアだからこそそういう小さなこだわりに気を遣う楽しさがあるのではないだろうか。

 

ウエアや機材についても書かれていて、知らないことだらけで読み物としては面白い。

 

プロはここまでやっている。

では私はどうだ?

まだまだ努力できるんじゃないか?

 

最近出たばかりのこの本、やる気を取り戻すには充分でございました。

 

というか、むしろトレーニング内容についてはあまり言及されていませんでした。

 

 いよいよ、これの導入が必要か。

付けるとしたら今のネリッシモに付けるかな…………