しっかりレビュー「DMT R1」

新シューズ、「DMT R1」

 

この二日間、こいつを履いて、少し走ってみました。

 

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サイズ感

R1は42サイズを購入した。

かかとは指一本入らないくらい開いていて、つま先は苦しくないと思えるほどの余裕はある状態。

これまではシマノの41サイズを使用していた。

だから正直なところ、41.5というサイズがあれば、そちらの方が自分には合っていたのかもしれない。

 

ただ、それは夏の場合。

冬であれば、特に足が冷えてくる私にとって条件は大きく変わる。

冬用靴下を二枚重ねで履いたりする。

今回、冬用の厚手の靴下を履いてみたところ、むしろちょうど良かった。

 

右足の痛みも消える...………。

(痛みについては後述する)

 

 

性能について。

どうやら私はペダルを踏みすぎているようで、「足にクル」という経験をした。

走り慣れたコースで二時間ばかし走っただけで、(大げさだが)「お、足がガクガクする」という感覚があった。

(言い訳すると、登り基調の向かい風状態でオモクソ踏んでいたから)

 

また、これまでシマノ41サイズのシューズを使用していたため、どうしてもその頃の癖が出てしまうことが分かった。

「癖」というより、ペダリングの下手くそな部分が、高剛性シューズによって浮き彫りになった、と言うべきだろうか。

クリートの位置も関係していると思うが、右足だけ足首が動く。

「カックン」している、と言ったら分かるだろうか。

アンクリングはしていないはずだが、下死点で一瞬力が逃げる瞬間がたまにある。

それがとても悔しかった。

 

痛みについて。

これはもう試着しないで購入した私のミスでしょう。

ちょっと大きめなシューズが欲しかったので、試し履きしていても42サイズを選んでいた可能性はあります。

が、右足のくるぶしに接触して痛い、というのは履いていれば予め分かったことです。

 

痛みの対策。

痛みはありますが、まったく使えないシューズという訳ではありません。

固い靴底はロスのないペダリングを要求してきますし、防寒の面を考えれば冬用シューズとしてその役目を全うしてくれることでしょう。

見た目もいいし。

 

で、本日100キロほど走ってきたのですが、途中で「つま先に何か入れておけば痛みが和らぐかもしれない」と思いつき、持っていたデオドラントシート(濡れティッシュ・コンビニでも貰えるやつ)を折りたたんで挿入しました。

 

というのも、サイズが大きく「甲高な私の足」という条件から、足が常にシューズの後側に固定されていれば痛くない、というのが分かったからです。

正確には親指の上に詰め物がくるようにセットし、足が靴底から浮き上がらないようにしました。

 

先日、インナーソールを二枚使用したところ、余計に痛みが増したということから思いつきました。

残念ですが靴がでかいんです。

同時購入した「RS1」はそのままでもいけそうなんですが…………。

 

幸いにも今月の三太郎の日はダイソーで何か貰えるらしいので、つま先に入れるクッションでも漁りに行ってこようかなと思います。

 

で、肝心なのはここから。

ロードバイクシューズとしてどうなのか、というところ。

しっかりレビュー。

見た目は格好いい。

ボアクロージャーが二個で、足の甲部分をしっかりホールド。

つま先はきつめかと思いきや、日本人にも優しい余裕が持たせてある。

底のカーボンはとにかく固くすることを念頭に置いたような、ある種の潔さ。

完全にプロ向き。

完成されたペダリングをもってして、さらに120%以上の出力に対応すべく、堅牢に作られている。

長距離を高速で駆け抜けるための靴であり、快適性などといった言葉は介入する余地はない。

そのため、要求される技術は高い。

これを履きこなせる者は、生活のすべてを捧げなければならないだろう。

 

喩えるなら、世界中で活躍する一流のファッションモデル。

30センチのハイヒールを易々と履きこなす、その姿は美しい。

ハイエンドとは、常に人々の憧れでなければならないのだ。

ただ速く、そして美しく。または誰よりも速く、そして一部のロスもなく。

そのためなら生活のすべてを捧げる。

それが出来なくなったとき、モデルとしての人生が終わるように、私がこのシューズを履く資格も永遠に失ってしまうだろう。

 

だが、私がこのシューズを履きこなせるようになるのは、近未来と呼ばれるほど先になってしまうかもしれない。

後悔はない。

TIMEの自転車を手に入れるまでには、それに相応しい身体になっていないといけないのだから。

(なんちゃって) 

 

貧乏人らしく靴の保護活動をば…………

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左足のクリートがよく減る。

普通に履くとこうなってしまう。

 

DMTはつま先に保護ゴムや緩衝材の役割をする何かがないので、 

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ビニテを張っておきました。

つま先の底が削られるのが嫌なので、つま先だけ二重三重にしてあります。

 

下は痛み対策。

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つま先にスポンジを切ったものを詰めてみました。

50%ほどは痛みが軽減しました。

 

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本気で踏もうとすると骨が出て、 この摘まんだところと干渉するのでチョット痛い。

 

格好いいを保つのは結構、大変かも。

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足が剛性に押し負けたときや、頭痛のするとき、仕事で疲れたときは、

このアミノバイタルを使用します。

私にとっての「ポーション」または「やくそう」くらいの効果はあります。