本当にあった自転車ショップの怖い話・初心者編と、オススメのフレームたち
ホイールを買った店に持ち込んだら「修理不可能だ」と言われた、
という方は意外と多いのではないだろうか。
某ブログでは「直せもしないモノを売るな」などと同業者のよしみでアドバイスされていたりもしますが、幸い自分はまだそんな目にはあったことはありません。
ショップでホイールを買ったことがない者が石を投げるなと揶揄されそうですが、嫌な思いならいくつか経験があります。
初心者ならではの落とし穴
- 前回も書いたが、コンポーネント問題!
初心者は無知である。
だが一通り調べ尽くしてショップに来ているというのは、必要ではあると思う。
問題は、ロードバイクを買うのに必要な予算だ。
「25万までなら」という予算ならば、25万のロードを勧めて貰いたいところ。
105だろうが、ティアグラだろうが、コンポーネントは問わない。
もっと言えば、完成車ではなく、フレーム選びから店員さんには付き合って貰いたいところ。
吊しの完成車を勧めるのは限られた予算内に収まるような配慮なのかもしれないが、むしろ、予算オーバーなところから交渉を進めても構わないと私は思う。
ご提案をして貰いたい。
105が幾らで、アルテグラが幾らで何グラムか、なんていうのはとっくに調べが付いている。
あとは、そのショップがお客に対してどこまで出来るのか、手の内を明かしてもらいたい。
選択肢は多い方がいい。
後々の後悔が少なくて済む。
定価であろうとかまわない。
そのお客の目的が何で、どんな使われ方をするのか。乗る頻度は、本気度はどのくらいか、そこまで見極めた上で、ぴったりなフレームを勧めてもらいたいのである。
だから、「モデルチェンジしますよ」
のひとことがあれば、私はこげに後悔せんでもよかったんじゃあああ!
- どっちのペダルにする?
オルカに装備されているのは105のペダル。
カーボンじゃない。
金属製の方だ。
ネリッシモに取り付けた105のカーボンペダルに比べると、どこがどうかとは言いがたいが、とにかく回転はくるっくるに軽い。
というのも使い込んだせいだ。
カーボン製の方もいずれはそうなる。
むしろ、今となっては金属ペダルの方が踏みやすい。
ただ、重いことを除けば、であるが……
今思えば、ペダルを選ぶ際、軽いことを優先すると伝えていなかったのがいけなかった。
無条件で金属製の105が装着されていたのは店側が(在庫の)105で揃えたかったからなのか…………
- 「ブレーキパッドが逆になってますよ!(怒)」
「購入後、一ヶ月経ったら点検しますので持ってきて下さい」
と言われ、初心者の私は律儀に言いつけを守った。
で、言われたのが上に挙げた言葉だ。
「パッドに石が挟まったので、一度だけ取り外したことはありますが……」
「じゃあ、それが原因ですね。今回だけは無料ですからね(怒)」
(なぜに怒られにゃあならんのじゃあ……
しかもパッドは1つずつ取って作業したから元通りのはず。
間違えていたとしたら最初からなのでは?)
それで終われば良かった。
悶々としながら帰宅後、再調整されたブレーキを見てみると……
「んー、どう見ても逆ですね」
素人が見て異変に気付く。
ブレーキを掛けると、パッドがすっ飛んでいく方向に付いている。
こればかりは流石に不安になって、雑誌やメンテナンス本を参照して、本当に間違っているかどうか確かめた。
やっぱり逆だった。
わざわざ片道二時間かけてショップに脚を運んだ結果がこれじゃあ、ね。
わざわざ危険な方向に付けて貰うために1日を無駄にしたってのかい?
しかもブレーキですぜ、奥さん。
まじかと思いつつ、自分でパッドの左右を変更。
そーよね−、店の中じゃあ、ホイールの回転方向もよく分かんないよねー、と呟く。
店に電話しようかとも思ったが、証明出来るものもないし、わざわざ教えてあげるのもどうかと思い、やめとく。
- 初期整備はやっているの?
これも一ヶ月点検のときに言われたのですが、後輪のクイックが左右逆に付いていた。
オルカはもともと吊しで売られていて、コンポも組まれ、ワイヤーも通してあり、走れるばかりの状態でした。
少し初期整備があるから、と言われ(多分、コーティング剤塗布と磨き上げのため)、納車は後日になったのですが、
ダウンチューブに塗装剥がれがあり、
「ひょっとして、試乗車だったから掃除が必要、とか?」
と疑っていました。
変だなと思いつつも、クイックが逆に付いているなんて、初心者には分からない。
一ヶ月もそのままだったのも、自分としてはどうかと思うのだが、納車時に気付かない店員もよっぽどだなと思う。
納車時と点検時は、違う店員さんです、念のため。
以来、オルカを買った店で、何か買うと言うことはない。
というか遠すぎて行く気になれない。
なぜそこで買ったのか、当時の自分に聞いたら、きっとこう言われることでしょう。
「初心者だもの」
と。
他にもお店は2つほど知っていました。
今ではもっと多くのお店が出来ています。
当時は、一刻も早く練習を始めたい一心でした。
しかも予算もそこまで高くない。
じゃあ、あんたが悪いよ、と今の私なら言うでしょう。
もっと高い自転車にしとき、とも。
せめてアルテグラにしとき、とも言うでしょう。
さあ、これが反面教師でっせ、皆さん。
ロードバイクを買おうと考えている、ロードに乗ったこともない、周りに乗っている人もいない初心者の皆さん。
悪いことは言わない。
30万は用意しましょう。
以下はオススメのフレームです。
これにアルテグラで組んでくれ、とショップに言えば大丈夫です。
KOGA
コガさんのフレームは、いま一番気になっているフレームです。
カーボンでもアルミでもいいです。すべてがオススメ。
理由は剛性が高そう。そして軽いこと、です。
2017BIKES / 2017年モデル一覧 / KOGA / ジオライドジャパン / オランダを代表するバイシクルブランド コガ 日本オフィシャルサイト
ニールプライド
BURAとNAZARE、どちらもオススメです。
あえて、SLをはずして買う、というのも練習使いにはもってこいだと思います。
本気の一台を求めているのなら、SLを買うべし。
NEILPRYDE ニールプライドバイク ジャパン / GEORIDE JAPAN
スペシャライズド
アレーっすわ。
www.specialized-onlinestore.jp
10万円台で買えるアルミの一台。
ネリッシモを買わなかったら、こちらを買っていたかも。
ちょっと気になる一台。
FUJI
アメリカのブランドです。
アルミがいい感じ。
でも実家にフジのロードバイク(錆錆のやつ)があり、クロモリでしたが、なかなか良かった。
アルミのルーベも、持った感じオルカより軽かった気が…………
セカンドバイクとしては、クロモリロードを買っておくのがいいかと思います。
後々まで乗れますし、なにより重く、練習向き。
頑丈で、シナリのある乗り味は、ハマる人にはハマるでしょう。
フレームについては以上です。
みなさん、早く乗りたいからって、焦っては駄目です。
ちゃんと下調べしてから買いましょう。
もちろん、オルカは駄目なフレームではないですよ。
提示された選択肢が、あまりにも少なかった、というだけでして、ええ…………
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