最高級ロードバイクは危険な匂い・名古屋サイクルトレンド
先日開催された名古屋サイクルトレンド2017。
私はここで、様々なメーカーのロードバイクに試乗してきました。
あくまでもこれは私個人の感想ですので、念のため。
(今回の目的はTIMEのサイロンだったので、だいぶ偏った採点してます )
- ウィアウィス
- TIME
- ORBEA
- NEILPRYDE
- Argon
- BMC
- グエルチョッティ
- FUJI
(上記、試乗した順)
会場着いてすぐ、試乗車受付のお兄さんに身分証を提示、用紙に記入したら、数字の書いた腕輪を装着されます。
これを、試乗車を用意している各メーカーさんに見せて予約。
あとは自分の番が来るまでドキドキしながら待ちます。
会場の雰囲気は、なんとなく『午後4時のコミケ会場』といった混み具合。
お隣ではオートトレンドをやっていて、むしろそちらのお客さんの方が多いくらい。
試乗車を受け取ったら、試乗コースまで歩いて持って行くのですが、人が多くて通れない、なんてこともなく快適。
試乗車の多くはノーマルペダル。
シマノクリートのところも皆無で、唯一ポディウムさんがタイムペダルで、シューズも結構な数を用意していたので、自分のシューズサイズを把握しておくとスムーズで良いかも。
もちろん、履かずにスニーカーでTIMEにのってもいいんですけどね。
さて、肝心の試乗の感想を。
1,ウィアウィス・アサシン
世界的アーチェリー用品のメーカーで、自社でカーボン繊維を編み上げる設備を持っているそうな。
へー、世界一なんですね、知りませんでした。
ただ、『アサシン』自体は雑誌でちょろっと見て知っていましたので、試乗できると知って嬉しくなり、真っ先に試乗しました。(いきなりTIMEに行くのが怖かった)
「アサシンはロングライドモデルなので、なるべくガタガタのところを選んで走ってみてくださいね」
ウィアウィスのスタッフさんからそう言われ、ガタガタのところを選んでみる。
持った感じ、軽い。
そして走り出すと振動が違う。
オルベア・オルカとは明らかに違うマイルドさ。
たった300メートルの試乗コースだったが、それがわかるくらいに違いがハッキリある。
いい、いいぞウィアウィス!
いいぞ名古屋サイクルトレンド!
それにアサシンの見た目も気に入った。
クロモリかと見紛うほどの細身のシルエット、細いパイプ。
ホリゾンタルフレームはラグ組み。
カーボン地が剥き出しのボディ。
ここまで、まるでTIMEがやっていたこととほぼ同じ。
だが柔らかい。
柔らかすぎるほどに。
「どうでしたか? 踏むとぐにゃっとした感触で、柔らかくなかったですか?」
た、確かに。
だ、だが違う。私の欲しているものとは明らかに違う。
『クロモリは重たいから、週末まったり用に一台欲しいな。もちろん、見た目重視で』
という用途で選ぶなら、間違いなくこれ。
(喩えるなら、バス通学の中学生。美術部で毎日遅くまで絵を描いている。
帰りのバスではいつも熟睡。家までは片道一時間。
触れたら折れそうな、か細い手足。体重は45キロ。
ポニーテール。
夕日が寝顔を照らしている…………)
一気に犯罪的な臭いがしてきましたが、乗り始めの一瞬、そんなことが頭に浮かびました。
ダンシングすると私の体重を支えきれないのではないか、という杞憂が原因でしょうか。実際はそんなことはまったくないんでしょうけど。
(スニーカーなのでダンシングはしてない)
引きずり回すよりも、ゆっくりと連れ回してあげた方が喜ぶタイプなのでしょう、きっと。
軽快感 ★★★☆☆
加速性 ★★☆☆☆
ハンドリング ★★★☆☆
快適性 ★★★★★
見た目 ★★★★☆
快適性について、これ以上は望めないレベルなのではないでしょうか。
なんか、次回に続きそうです。