ロードバイク練習・夜の部
三日坊主なのは暑いせいです。
ブログの存在すら忘れておりました。
東京の方ではコミケが始まり、全国的にはお盆の期間となり、ご先祖様が帰宅されたり、したりする、そんな季節ですね。
こんな田舎も県外ナンバーが溢れ、川ではキャンプファイヤーが炊かれ、裏山では若者の肝試しの叫び声が聞こえてきます。
仕事が終わった。帰宅時の反対車線は渋滞している。
少し進むと、渋滞の最後尾が見える。
渋滞としてはさほど長くない。
さらに進む。
夕日が目に優しくない田舎道。前の車は遅いが、ここではそれ以上のスピードを出して走ってくれるような年齢の者はいない。
しかし、県外ナンバーたちは家路を急ぐためスピードを求め、遅い車を追い抜いていく。
彼らは知らないのだ。この先に渋滞があることを。
いま急いでも一秒の得にもならないことを。
遅い車に憤り、ストレスを感じ、車内の雰囲気を悪くする。
泣き叫ぶ者、疲れて眠る者、コーヒーの摂取で胃を悪くする者。
強引な追い抜きを敢行するも、村で唯一の信号機に引っかかる者。
ほんの少し先のことが分かれば、あり得るはずの未来の姿が分かれば、あったかもしれない未来のことを考えて思い悩むこともないのに。
そんなことを帰宅中の車の中で思うのでした。
そして私は夜のロードバイク練に出掛け、プラモの色を少し塗り、歯を磨いて寝るのでした。