夏の読書感想文「キッドのもと」浅草キッド

浅草キッドの本を読んだ。

水道橋博士玉袋筋太郎が交互に綴った形式の、自伝だ。

 

どうしてこの本の感想を書こうと思ったのか。

それは、忘れかけていたハングリー精神を思い出したから。

 

中学のころ、授業中は主に「中島らも」の文庫をこそこそと読みふけっていた。

世の中にはなんて悪い大人がいるんだろう。

そしてそれはなんて素晴らしい生き方なんだろう。

 

それが私の感想だった。

同級生、先輩たちは身体の変化に呼応するように「悪いこと」に染まる。

変化に戸惑うのが思春期の精神状況なら、私の精神は見知らぬ本の世界に心酔していた。

 

浅草キッドにも、そんな時期があった。

いや、誰しもそんな悶々としたエネルギーの捌け口を見つけられない若者だったのだ。

彼らは「ビートたけし」その人を目指し、少しでも近付こうとする。

 

通常の暮らしからは想像も出来ないような環境で過ごす20代。

わずかな睡眠時間で、生活の全てを仕事に費やす。

もちろん、運もある。

しかし、生き方のスケールが違う。

ここまでやらなければ芸人として大成しないのか?

ならば私はどの程度、努力できているだろう?

 

そんじょそこらの芸人とは違う。

語彙力? 発想力? 費やしてきた時間?

漫才師としての密度、とでも言おうか。

ビートたけしに憧れ、ビートたけしを目指した二人の人生が、ここにある。

 

 

 

久しぶりに毛色の違う本を読んでみたが、これは大当たりだった。

喋りに特化された人間の書く文章は、やはり面白い。

キッドのもと (ちくま文庫)

キッドのもと (ちくま文庫)

 

 

いま考えていること。e-tapとか。

ネリッシモは5700の105で、リア10枚が装備されている。

 

そんな装備で大丈夫か?

 

きっかけは、『ネリッシモ』で検索していたときのこと。

 

9000のデュラエース組のネリッシモの重量が6.8キロ

 

という記事を見てからだ。

 

ホイールはかの有名なFF山口の40㎜。ボトルケージは1個だったが、

 

「ネリッシモでもこんないいコンポ、組んでもいいんだ」(財布次第)

 

という気になった。ちょっと衝撃だった。

 

というのも、もともと、105の初心者仕様として組んだネリッシモ。

 

ほぼローラー台専用になるだろうという予想に反して、乗り心地の良い私好みのフレームだった。

 

今日も少し走ってきたが、この

 

『105ってゆーと、ぱっと見、初心者?

 

……えっと、デダチャイ?

 

なにそれ、プークスクス』

 

な見た目をしたマットな車体が、クッソほどに金の掛かったブルジョワ車体トレインをぶち抜いていく快感ったらないわけで。

 

あまり高級車に乗るのも個人的にはどうかな、と乗鞍時に思った次第であります。

長雨の影響で車体が汚れるし。

 

ま、ただただ羨ましいだけの僻みの戯れ言なんですが、この105というのも、

 

また曲者でありんす。

 

オルカ装備のアルテグラと比べて、駆動系のロスが半端ない気がするのです。

 

 

変速性能に関しては、こまめに調整してやる必要のある、手の掛かるワガママ娘ってなもんなので問題ない。

 

 

ただ、そのワガママ娘、ちょっと太りすぎてないかってことを思うのです。

 

 さながら、仕事の出来ないアルバイトの高校生。

本気を出せばそれなりに動けるのに、日々の行いが悪いせいで機敏に動けない。

そんな感じ?

 

 

しかもネリッシモは折角の電動対応フレーム。

 

じゃあアルテグラDi2で組むか?

 

いやいや、機械式アルテグラアルテグラDi2を所有って、面白みに欠けるでしょ?

 

しかも財布の中身にも限りがある。(特に今年はフレーム買ったし)

 

カンパはホイール使い回せないから却下ダナー。

 

ん?

 

スラム?

 

フォースとREDを組み合わせれば、5万位か……

 

e-tap?

 

なにそれ。

 

無線式とな?

 

じゃ、じゃ、じゃ、じゃあ、クランクも重いし、

 

ここは心機一転、ローターの2in powerにしちゃう?

 

BBはセラミックにして、もちろんイキナリビッグプーリーも導入しちゃう。

 

って、これ、初心者仕様じゃなくなってるやないかーーーい!

 

 

 

てなことを、ずーっと考えておるわけです。

 

「105が余ってるからフレーム買うだけで一台組めるよ」

「だから、この格安フレーム買ってもいいかな」

 

妻にそう言ったのが半年前くらいでしたでしょうか。

 

男の野望は日々、大きくなってしまうものなんですなぁ…………。

 

軽いロードは気持ちイーんだろうなぁ......……。

待っていれば、 アルテグラも無線式になったりするんだろうなぁ……

 

ケーブルとバッテリーの重さと価格が余分なのよね……

疲労ラビリンス

練習を行うと疲れる。

 

しかし、練習しなくても疲れは溜まる。

 

早朝出勤からの残業が続くと、人は眠れないほどに疲労する。

 

それが遺族の霊をお迎えする『お盆』という期間だ。

 

この期間は三時間睡眠で足りるようになる。

 

そうなると、今日のような休日は、完全な手詰まりになる。

 

ゲームも、プラモも、映画も、ドライブも、そして練習も、なにも出来なくなる。

 

撮りためたアニメを垂れ流しながら、インターネッツ

 

寝転んでの文庫本。

 

これが鉄板のパターン。

 

だけど、あとでローラー台には乗ろうかと思っている。

 

少し汗をかいて、さらに限界まで疲労させれば、自動的に身体が睡眠に入る気がする。

 

あくまでも体感だが。

 

ううーむ。

 

身体が辛い。

 

もっとお休みが欲しい。

 

あとお金も。

 

 

タバタ、その後

まだ続けています。

 

しかし、仕事がきつすぎて完全休養日を週に2日にしなければならない状況。

 

つまり、休日のロングを止めている状態。

 

タバタのみでなんとか維持している感覚。

 

しかし、今日の起床時心拍数は52。

 

1年前には60を超えていたのを考えると、それなりにトレーニングの効果は実感していいのではないかと思います。

 

タバタやったからって、そんなに早くスポーツ心臓になるわけではないだろうし。

 

無駄に三連休なんかして、疲れを一気に洗い流してしまいたいなぁ…………

 

あとは野となれ大和撫子

あとは野となれ大和撫子

 

 これ読みました。

アラル海が干上がったところに出来た国を運営していく少女たちのたたかい。

宮内さんの話は読める。

私のような者にもわかるよう易しく書いてあり、とても面白かった。

溶けないプロテイン溶液の解決方法。

夏なので、冷たい方が美味しかろうと思って小さめキューブアイスを一緒に入れてシェイクしたところ、とてもいい溶け具合に。

 

ええ!

 

タバタ、続けてます!

 

 キツイ!

 

タバタを開始。

乗鞍で見えてきた今後の課題。

 

  • 心肺機能が低すぎる。
  • 高強度、高ケイデンスの維持時間が短い。
  • ペダリングの見直し。
  • ポジション見直しと、使える筋肉を増やす。

 

まあ、自転車に乗る上で必要なこと、すべて、ですね。

 

ということで、まずタバタ式トレーニングを開始。

 

予算の都合上、教本を取り寄せるのはもう少しあとになりそう。 

究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング

究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング

 

 そうそう、これ。

ただ、もう少ししたら最新のモノが出そうな気がしなくもない。

 

とにかく最近はローラーでのタバタ、ペダリングの見直しを行っております。

 

心拍数160が厳しいとか、最大心拍数が低い、とか。

 

貧脚なのは結局、心肺機能が低いことに由来しているということが露呈してしまった乗鞍。

 

とにかく、「220BPM−年齢」が維持できるようになるまで、続けようと思います。

 

 

 

で、今日、ネリッシモでいつものコースを走ってみたところ、坂での速度が落ちていないような気が...…。

 

多分これ、インナーが39T→36Tになったことが大きいと思います。

 

乗鞍はネリッシモで行けば良かったかな……。

いや、重いしな……。

せめてアルテグラに変えたらいけるのだが……

 

などと最近は妄想しております。

来年はもう少し試走して挑めたらなと思います。

あとは、クリテリウムなどのレースも参加していきたいなぁ……。

 

当面はインターバルトレーニングをやっていきます!

 

A&D 防水インターバルタイマー AD-5709TL

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乗鞍スカイラインヒルクライム2017

土曜日。

 

クソクソに暑い飛騨高山市

 

自走で来ている人を何人か追い抜いて、私は車で受付に乗り込んだ。

 

12時からの受付だったが、5分ほど早く受け付け開始のアナウンスがあったので、いそいそと昼食を中断して車から出た。

 

選手の皆さんは、まだそこまで多くない。

 

参加賞と計測チップ、Tシャツなどを受け取って、岐阜大学生のアンケートに協力し、ピンバッチガチャ(200円)を回し、VAAMの補給食(200円)を買い、ゴキソやその他のテントを見て、牛肉(600円)はまだ焼けてないのな、と確認して車に戻った。

 

さーて、ホテルにチェックインしとくかなと車を出そうとすると、駐車場入り口で不幸にも事故っている。

 

スポーツカーに軽自動車が突っ込んだ形で、両方とも大破している。

 

レース前なのに。

 

それを横目で見つつ、出ようとすると駐車場へ誘導する役目のスタッフさんが腕を振ってくれる。

 

が、坂の上からは車が猛スピードで下り降りてくる。

 

というかスタッフのおじさん、役に立ってない。

 

むしろ危ない。居ない方がいい。

 

事故車をよけて行かなくてはならないから、反対車線へ出ないといけない。

 

おじさんの振る、誘導棒を見てたら二次災害でこちらもやられる。

 

事故の原因は分からないが、案外、誘導の仕方がまずかったのでは?と感じずにはいられなかった。

 

と、まあ、レース前日はそんな感じでホテルに着。

 

長時間ドライブの疲れと暑さから夕方まで休憩。

 

その後、ホテル周辺を走り回る。

 

が、高山は坂しかないのか?  と感じるほど、道が違う。

 

ここに住んでいる人は練習する道には困らないだろうな、という道が続く。

 

いや、普段と違う道だから高揚しているだけだろうか。

 

とにかく楽しい。

 

夜。興奮してあまり寝られず。

 

日曜日。

 

四時半起き。

 

五時にホテルをチェックアウト。

 

五時半にほおのき平駐車場に到着するも、すでにほぼ埋まっている。

 

選手の皆さんがローラー台でアップしているところを、なんとかよけてもらって、一台停めることが出来た。

 

さすがにチームで来ている人は強そう。勝手が分かっているのだろうし、仲間と一緒なら心強いだろうな、となぜか緊張感が高まる。ユーチューブで見たことある人もいるし...………。

 

心配だったので、すぐにスタート会場に自走で向かう。

 

バスもあったのだが、自走で向かう人がいたので付いていく。

 

荷物を預け、もう一回駐車場に戻って、一往復。

 

アップのつもりだったが、心拍数上がりすぎてて苦しいだけ。

 

こんなんで大丈夫か?

 

それに時間が余りすぎている。

 

もっと走ってもいいのだけれど、勝手が分からないのでじっとしていた。

 

で、年代別にスタート。

 

レース中。

 

とにかく心拍が落ち着かない。

 

緊張しすぎ。

 

序盤、10%の勾配に差し掛かって、時速10キロでいいやと思っていると、どんどん追い越される。

 

後にスタートした40代以上のおじさま方だ。

 

やはり40、50代の方は身体が出来てらっしゃる。自転車もかっこいい。

 

そうこうしているうちに8キロ地点。

 

ずっと心拍が170を超えていたので160まで落とす。

 

景色は良くなってきたが、後から抜かれるときに落車する/させると迷惑だろうなと考え、後を振り向きつつ登る。

 

12キロ地点。

 

かなり腰が痛い。それに伴って踏めなくなっている。

 

インナー39Tは、ダンシングするにはリズムがちょうどいいが、勾配がきついと回せなくなってくるので厳しい。

 

次回はネリッシモで挑もうかと考え始める。

 

いや、インナーだけコンパクトにしたらいいのか?

 

とにかく心拍数だけは上がらないように登る。

 

16キロ地点。

 

かなり景色が変わってきている。

 

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背の高い木が少なくなってきている。

 

あいかわらず後からはゼエゼエ言いながら登ってくる人がいる。

 

特に考えることもなくなってきて、ハムストリングが攣らないように、筋肉と心肺が限界を向かえないようにと、それだけ考えて登る。

 

辛い。

 

雪が残る場所。

 

18キロ地点だろうか。

 

山は岩肌で、酸素が薄く感じる。

 

やっとわずかな下り。下りでは踏めるんだな、とか思ったのもつかの間、すぐ登り再開で撃沈。

 

時速8キロくらいしか出ない。

 

ゴールが見える。

 

スパートしたい。しているつもり。

 

でも腰が痛い。

 

うぐぐ。

 

ゴール。

 

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ゴール後。

なんか、こう、得も言われぬ達成感で号泣しそうになる。

 

多分、酸素が薄いせい。

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ダイドー協賛のドリンクを受け取って、写真撮影。

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気圧が低いので袋がパンパンですね。

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フレームが重い、ぽっちゃりバイク。

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残る雪。

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岩肌。

 

予想以上に汗が引いてきて寒い。

 

そそくさと下山グループに加わり、ほぼずっとブレーキング状態で下山。

 

下山する頃にはもう、悔しさでいっぱいだった。

 

リザルト。

 

1時間27分。

 

目標の1時間30分はなんとか切っていたが、これはレースなんだと考えると、違う気付きが多い大会だった。

 

それはまた次回ということで。

 

まだ疲れが抜けていませんぬ。

 

忙しさと暑さのせいでしょう。

 

究極の科学的肉体改造メソッド タバタ式トレーニング

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